KYOWA VOICE
実務ではありませんが、小松製作所さんが開催している「コマツ石川地区技能競技大会」の溶接部門に、共和産業の代表として参加したことです。他社の代表メンバーと溶接技術を競い合えたという経験は、私の大きな財産となりました。また、高いレベルの溶接技術や溶接技能がどのようなものなのかを、これまで以上に具体的に理解することもできました。自分自身の現状レベルを明確に把握できたことも収獲で、結果として、より高いレベルを目指したいというモチベーションが生まれました。
「どれだけ美しく溶接できるか」「製品品質を向上させるにはどうすれば良いか」「いかに短時間で行えるか」ということを考えながら創意工夫を凝らせることが、溶接という仕事の面白さであり、醍醐味だと思います。工業高校時代、授業で溶接を学んでいた頃は、きれいにできたことが単純にとても嬉しかったのですが、入社してからは作業効率や品質のことについても考えるようになり、それらの実現に向けて挑戦することが仕事のやりがいになっています。
不具合をなくす、ということです。稀に溶接した部品の取り付け位置がズレていて、トラブルの原因になることがあるため、そのようなことは徹底的に削減していきたいと思っています。ズレをなくすために自分自身で確認を徹底することはもちろん、不安なときには同僚や先輩にも確認してもらい、作業を進めています。
部内のコミュニケーションが本当に良く、分からないことなどをすぐに聞ける雰囲気があります。作業上の疑問や不安に対して先輩や上司に質問すると、皆さん忙しくても手を止めて、話をちゃんと聞いてくれます。もちろん適切なアドバイスがもらえるので、安心して仕事に取り組めます。また、アドバイスによって自分の課題などが分かることも多く、その意味で成長機会があります。技術や技能を確実に高めていきたい人には最適な環境ではないでしょうか。
生意気かも知れませんが、まずは先輩方の仕事ぶりに追いつくことが当面の目標です。そのために、先ほどの話と重なってしまいまうのですが、毎日の仕事を流れ作業的に行うのではなく、美しさや品質、効率ということを考えながら取り組むことが大事だと考えています。また電流や電圧の調整、溶接の角度、スピードなど、溶接についての勉強にも積極的に取り組み、技術や技能レベルを高めていきたいと思います。