KYOWA VOICE
新しく導入した溶接ロボットシステムの、「オフライン ティーチング※1」を行ったことです。オンライン ティーチング※2は以前から行っていたのですが、これは生産技術部として初めての挑戦でした。パソコンで作成したプログラムを実機に移し、ドキドキしながら実行させてみると、プログラム通りに無事作動! その瞬間、とても感動したことを覚えています。
オフライン ティーチングができるようになったことで、生産ラインを止めたり、休日出勤をしたりする必要がなくなったため、会社にも貢献できたのではないかと思っています。
※1 溶接ロボットシステムなどに、パソコンで作成したプログラムを転送すること。
※2 溶接ロボットシステムなどに、実際のライン上で動作を記憶させること。
たくさんあるのですが、1つ挙げるとすると、私が作業を行うことで現場の人から喜びの声を聞けたときは、やりがいを感じます。具体的に言うと、例えば板金工程の現場スタッフから『治具が使いにくい』や、『溶接ロボットに新しいプログラムを組み込んでほしい』といった依頼があります。私がこれらに対応し効率が上がると、現場の人は本当に喜んでくれます。生産技術に携わる者として、これほどうれしいことはないですね。
社内の各部署の人と折衝や交渉、調整を行う機会が多いので「コミュニケーションを自分から積極的にとれる人」に向いている思います。
また、生産技術という仕事は、仕事の幅が本当に広いこともあり、「広い視野で業務全体を俯瞰し、柔軟に物事を考えられるような方」には特におすすめですね。問題点を改善するときに、視野が狭いと突破口を見いだせないことが多々あります。全体を見て部分的な問題を探し出すことや、固定概念を捨てて思考を巡らせることなどが、この仕事には大切だと日々感じます。
溶接や設計に関する幅広い知識や、産業用ロボットのティーチング技術、治具製作技術、キャビン製作技術などは、確実に習得できるはずです。また仕事を進めていく中で、コミュニケーション力や図面読解力、発想力なども、しっかりと身に付くと思います。
板金工程の作業改善も私の担当する大切な業務です。現状の作業工程を見通してみると、生産ラインの流れが良くない機種が少なからず存在しています。それらの流れを良くする改善を行っていき、板金工程での残業時間短縮を目指したいですね。そして、その知見を生かしながら仕事のスキルを高め、「より多くの方に喜んでもらえる技術者」になりたいです。