KYOWA VOICE
主に新機種の立ち上げに携わっており、生産性の検討から治具の手配、試作品の製作まで担当しています。溶接ロボットのティーチングや治具の設計・更新なども、製造現場の安定稼働を支える上で重要な業務です。お客様との打ち合わせや展示会の視察など、社外に出る機会もあります。
大学時代は機械工学部で学んでおり、就活は地元のものづくり企業に絞り込んで行いました。共和産業はオープンカンパニーに参加したのですが、先輩社員を交えた懇親会で温かな社風にふれ、好印象を持ちました。その後、採用担当者から「ぜひ当社で働いてほしい」と直接声をかけてもらったことで、入社を決めました。
一番印象に残っているのは、タイでの新機種立ち上げプロジェクトです。生産技術部の最年少メンバーとして約3か月間現地で奔走しましたが、日本とは文化や考え方が異なる環境で、さまざまな問題に直面しました。たとえば日本では納期順守が常識ですが、タイでは予定時間通り進まないことが当たり前です。現地スタッフと連携し、迅速に物事に対処していくなかで、判断力や意思決定力がずいぶん鍛えられました。
当社の生産技術部に関していえば、新しい生産工程の開発に携わることが多く、常に新しい知識や技術を吸収できることが大きな魅力です。タイのプロジェクトもそうですが、若手のチャレンジを後押ししてくれる風土もあります。仕事は個人プレーではなくチームで進めるので、一人で悩んだり困ったりすることはありません。相談しやすく、サポートし合える環境です。
入社後、品質管理検定、機械設計技術者をはじめ、現場に欠かせないクレーン、フォークリフト、溶接、旋盤など多くの資格を取得しました。資格があると自信を持って仕事に取り組めるようになりますし、資格手当がついて収入もアップします。今後は生産技術に関わる品質関連の知識を増やし、班長やチーフなど、チームを引っ張っていくポジションを目指したいです。
生産技術部では、仕事の進め方はある程度個人の裁量に任せてもらえるので、メリハリをつけて働けます。僕は周囲から「マグロみたい」と言われるほど、常に動いていないとダメなタイプ。仕事が終わると、友人と食事に出かけたり、ゴルフの練習に行ったり、会社近くの海岸で釣りをしたり、銭湯に寄ったりと回遊しています(笑)。
「就活で人生が決まる」と必要以上に重く考える必要はなく、「やってみたい」という自分の気持ちに素直に従えば、結果的に良い就職につながるのではないでしょうか。
また、自分もそうでしたが、機械や工学を学ぶ学生であっても生産技術という仕事について具体的なイメージを持っている人は少ないように思います。目を向けてもらえると嬉しいですね。
