THINK KYOWA

KYOWA 開発設計部・部長の思い

開発設計部門の特色や、開発設計を行う際に大切にしている理念、
そして、開発設計部門で働く魅力などについて、開発設計部・部長に語っていただきました。

 

開発設計部門のスタッフには型にはまらず
自分らしさを思いっきり表現できる
個性派集団であって欲しい

開発設計部・部長

下原浩次

開発設計部の特色を教えてください。

個を活かした開発設計を行っていることです。 それはつまり、お客様に言われた通りのことを行うのではなく、お客様のご要望をしっかりと受け止めながらも、開発設計者の考えやこだわりを製品に反映していくということ。開発設計部では、常にそのことを意識して業務を実践しています。 開発設計という仕事は、開発設計者が個性を発揮させてこそ成立する、という思いが私にはあります。そして、もしかすると弊害が出るかもしれないが、無個性で無難な開発設計をするよりも一風変わった開発設計をする方が絶対に良い、とも思います。だからこそ、開発設計部門のスタッフには、型にはまらず、自分らしさを思いっきり表現できる個性派集団であって欲しいと願っています。

 

開発設計を行う際に、大切にしている理念や考え方はありますか?

開発設計部には、昔から「3現主義」という考え方が根付いています。3現とは「現場」「現物」「現実」のことで、「現場」に足を運び、「現物」を手に取り、「現実」を捉えることを重視しよう、ということです。
具体的には、例えば製造現場から「図面通りに作ってみたけど上手く行かない」という連絡があったとします。開発設計者は図面を見て「図面には問題がないので分かりません」と言うのではなく、なぜ上手く行かないのかを、現場に行って、自分の目で見て、上手く行かない現実を理解する必要がある、というのが3現主義の考え方です。図面がいくら正しくても、実際に作ってみると問題が発生するケースは、枚挙に暇がありません。現物を手に取って、現場で起きている現実を把握して、対策を行うことが重要なのです。
ですから私は、特に若いスタッフには、できるだけ現場に出るように指導をしています。それはトラブルが発生したときだけに限りません。暑い夏の日に製造現場に足を運んで、溶接作業を体験してみるのもいい。すると夏の溶接作業がどれだけ暑くて大変かということが身をもって分かります。それが分かると、次に設計開発するときには、現場での作業を考慮して、溶接箇所を減らした開発設計ができるかもしれない。
優れた設計とはそういうものだと思います。そして、それができるようなるためには、常に現場や現物、現実の細かい部分にも気配りしながら開発設計を行っていくことが大事だと思います。

 

 

共和産業の開発設計部で働く魅力とは?

開発設計者個人の裁量が比較的大きいので、責任もありますが、その分やりがいや達成感がしっかり味わえるところだと思います。また頑張った人は、頑張ったなりの成果が得られます。逆に言うと、あまり頑張らない人にとっては、「やりがいのない、つまらない」部門ということになるかもしれません。 そしてもう1つ、キャビンの開発設計担当者(機種担当)になれば、素材の加工から艤装工程まで、一貫して関われるということも、当社の開発設計部門で働く大きな魅力だと思います。 例えば大手の自動車メーカーであれば、ステアリングの設計だけ、ダッシュボードの設計だけという具合に、設計の仕事も細分化されていることでしょう。しかし当社はまだまだ発展途上であり、現状ではスタッフの数に比べて仕事の量が多いため、業務を細分化せず、機種担当にはその機種のすべての開発設計業務を任せています。もちろん、それを「大変だ」と思うか、「楽しい!」と思うかはその人次第ではありますが(笑)。 一貫して関わることで幅広く仕事に取り組むことになりますので、応用力や思考力、創造力が身に付きますし、その結果として、より速いスピードで開発設計者として成長していけるのではないかと思います。

 

 

開発設計部の新しい取り組みについて教えてください。

今から製造しようとするキャビンについて、QCD※などの視点から、問題がないかどうかを事前にチェックしながら開発を進めていく仕組み「デザインレビュー」への取り組みを最近スタートさせました。 昨今はキャビン開発期間がだんだんと短期化し始めており、ムダなやり直しをできるだけ少なくして開発設計を行っていこうとすると、デザインレビューが非常に重要になってきます。そして、多種少量生産、そしてQCDの向上を極めていくためにも、この仕組みに取り組むことが大切だと考えています。
また、5年ほど前から、事前検証として「転倒時保護構造(ROPS:Roll-Over Protective Structure)」に対する 「非線形解析」を実施し強度的に弱い傾向の部分を見つけ出し必要に応じて、補強等を行うことでROPS強度の確保を図っています。

※QCD
「Quality(品質)」「Cost(コスト)」「Delivery(納期)」の頭文字をつなげた言葉で、製造業において開発設計・生産時に重視される3つの視点のことです。 QCDのそれぞれの要素をバランス良く保つことが、顧客満足度の向上につながるとされています。

 

 

開発設計の仕事を志している方にメッセージをお願いします。

同じ敷地内に開発設計部と製造現場がある。当社のこの環境は、開発設計を行う環境として、非常に魅力的なものだと思います。なぜなら、自分が苦労して作成した図面からキャビンが完成していくまでのすべての工程を、納得が行くまでその目で確認することができるからです。また、設計開発する上で気になる点があれば、すぐに製造現場へ足を運んで打ち合わせや確認をすることもできます。
このすばらしい環境の中で自分の個性を活かし、開発設計者として、お客様の想像を遥かに超える魅力的なキャビンを、是非つくり出して欲しいと思います。
そして最後に1つだけ。開発設計者には個性が必要だと最初にお話しましたが、「個性を出すためには明るさや元気が必要」というのが私の持論です。ボソボソっと小さい声で話して、ショボーンとしていたのでは、個性は出せませんし、自己表現もできません。
開発設計部では、明るく元気で、個性あふれる人材を求めています。